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  先週の小学校の講話

◆3つの習慣◆


 子どもの頃、勉強がさほど得意ではなかった私は「勉強が得意な人は、何が違うのかな。スポーツでも秘訣があるのだから、勉強でも必ず秘訣があるはずだ」とずっと考えていました。
 ある日、1つヒントになることがありました。仕事を始めてから、子どもの頃からずっと勉強が得意だったという友だちができたのです。その人は、むずかしい化学の記号などを使った研究を英語の文章でスラスラ書いてしまうのですが、一緒にお仕事をしていて気がついたことがあります。それは、その人がつくった書類や文章に間違いが1つもないということです。私はいつも間違いだらけで先輩に叱られてばっかりだったので、どうしてその友だちはいつも間違えないのか、仕事ぶりをじっくり観察してみました。すると、次の3つのことがわかったのです。まず書類を読むときに、指で文章をなぞりながら何度も繰り返して読んでいることに気がつきました。それから、人の話や説明を聞くときは最後までじっくりと聞き、わからないところは何度も質問していることに気づきました。さらに、自分の書いた文章は何度も読み返して手直しをしていることにも気づきました。
 やはり、勉強の得意な人は、注意深く読み、人の話を最後まで聞き、書いたものを読み返して直すということを、ずっとやってきているのですね。きっとその人は、小学校の時から教科書やテストの問題の文章を繰り返して読み、先生や友だちのお話を最後まで聞き、必ず自分の計算や文章の字に間違いがないか見直しをしていたのでしょう。そして、その3つの習慣が身についているのでしょうね。
 私は「もっと早く気がついていれば、私ももっと勉強ができたのになあ」と後悔しました。
 繰り返し読み、話をじっくり聞き、見直しをする。この3つの習慣を、ぜひ皆さんも身につけてほしいと思います。

(栗田嘉也)

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