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みなさんは,心にとびらがあることを知っていますか。
だれにも心にとびらがあるのですよ。しかも,そのとびらは,外側にしか開きません。しかし,取っ手がついていないのです。だから,一度閉まってしまうと,他の人がどのように強い力で開けようとしても,絶対に開かないとびらなのです。
人は,どのようなときに,心のとびらを閉めてしまうのでしょうか。それは,お友達からいじめられたり,仲間はずれにされたり,いたずらをされたりするときなのです。
では,どのようにしたら心のとびらは開くのでしょうか。実は,心のとびらは,内側からは開くのです。心のとびらが内側から開く様子は,ちょうどお日様の暖かさに花が咲くのに似ています。
心のとびらを閉めてしまったお友達には,お日様の暖かさが必要なのです。では,お日様の暖かさってなんでしょうか。
みなさんは,イソップ物語の「北風と太陽」 のお話を知っていますね。
「北風と太陽が,『旅人のマントをどちらがぬがせることができるのか競い合おう』 と話し合いました。はじめに,北風が試みました。北風は,強い風をビュンビュン起こし,マントをぬがせようとしました。しかし,旅人は,マントをしっかりおさえて放しません。次に太陽が暖かい日ざしを旅人に注ぎました。旅人は,ポカポカ暖かくなってきたので,マントをぬいでしまいました。こうして,北風と太陽の勝負は,太陽が勝ちました」 というお話ですね。(「イソップ寓話集」 より)
人の心のとびらを開くのは,このお話に似ています。お日様のような暖かさとは,お友達へのやさしい言葉がけや態度だと思います。
みなさんの心は,みなさんだけの宝物ですが,それは,お友達や先生,お父さん,お母さんの温かい心ややさしい言葉に触れたとき,はじめてとびらが開き,宝物のように輝くのです。
太陽のように「やさしさのシャワーが降り注ぐ学校」 そんな学校に,みなさんでつくりあげていきましょう。
(内崎 哲郎)
先週の小学校の講話
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