HOME » 今週の講話 » 小学校の講話
 
  小学校の講話
 
※ 学校講話参考図書はこちらをご覧ください。
 

 

考える楽しさ


 去年の9月に6年生の「月と太陽」の学習で、星のことにとても詳しい先生をお招きして授業をしてもらいました。星座の話や太陽・月などの写真をたくさんみせてもらい、6年生はとても感動していましたね。

 校長先生は、みんなが意欲的に学習している姿をとても素晴らしいと思いましたが、一番驚き、感動したのは、授業の最後に先生が「星について何か聞きたいことがありますか」と尋ねたあとのやりとりでした。

 6年生のA君が「僕は時々、朝や夕方に太陽を見ますが、朝の太陽は赤い色をしています。でも、夕方の太陽はオレンジ色をしているのです。どうしてなのかなといつも不思議に思っていました。そのわけを教えてください」と質問をしました。

 先生は、「朝と夕方の太陽を比べて不思議に思ったんだね。とてもすごいことに気がついていると思います。先生はほとんど毎朝、太陽の写真を撮りに遠くまで出かけます。だいたい同じ時間の太陽なのですが、毎日撮れる写真が違うのです。それに惹かれて毎日早起きして写真を撮っていますが、それと関係があるのかもしれませんね。その質問の答えは先生も勉強してみるから君も調べてみませんか」とおっしゃっていました。

 わからないことをわかるようになりたいと進んで質問したA君も素晴らしいと思いましたが、その質問に「一緒に調べてみよう」と勧める先生の対応にも感動しました。

 A君はその授業のあと、図書館で星の本をたくさん読んだそうです。また、先生は自分が持っている本を貸してくれたり、本屋に行ったときに本を買って学校まで持ってきてくれたりしてくれたそうです。
 興味がある本をたくさん読むことで、A君はとても本が好きになったといっていました。だけど色が変わる理由は、むずかしくてまだわからないそうです。

 4月18日は「発明の日」です。発明は新しいことを発見することですが、その源はA君のように「なぜだろう」「どうしてかな」と思い、それを解決しようとすることから始まります。
 考えることはとても楽しいことです。ぜひ、みなさんも考える楽しさを味わってもらいたいと願っています。

(上野頼男)

 

先週の小学校の講話