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  中学校の講話
 
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よき思考回路システム
「地頭」を鍛えよう


 4月の最初の学習では、何を目標にしたらよいのか悩むことが多いと思います。特になぜ勉強は大切なのか。むずかしい学習内容を学び、「将来役に立つのだろうか」などと、いろいろと思い悩む時です。この回答のひとつに、地頭を創るためと考えてみましょう。

 地頭(じあたま)とは、単なる知識能力ではなく、知識を活用したり、論理的な思考力やコミュニケーション能力を発揮したりできる思考回路システムのことです。

 実は、学ぶということは、学びの知識を増やすことよりも、自分で問題解決ができる思考方法を鍛えることが大切だと言われています。
 たとえば、国語の短歌や俳句、社会科の経済の仕組み、理科の気象や化学変化、英語の会話の方法、音楽のソナタ形式、美術の名作鑑賞、保健体育のいろいろな運動、技術・家庭科の作品づくり、高校数学では運動などの仕組みを説明する微分積分学というものがあります。 

 これらの学習には、学習内容の仕組みや構造を理解することが含まれているのです。

 このような、自分で考え、問題を解決していくような考え方や考える方法、すなわち思考回路システムを、自分なりに構築することが学習として重要なのです。

 生涯にわたってむずかしい方程式を使うことはないかもしれません。しかし、方程式はなぜ生まれて、何に役立っていて、どうすれば解けるのか、としっかり考えながら問題解決を目指した地頭は、生涯使える思考回路システムとなって、主体的に考える力の基本になるのです。

 さて、この地頭を鍛えるにはどうすればよいのでしょうか。各教科や道徳科の授業、さまざまな自治活動や部活動で、自ら主体的に考え議論し、自分の考えを深めることが大切です。
 よく主体的に学び、「地頭がいいね」と言われる自分を目指すことを期待します。

(鈴木明雄)



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